堀専
強敵(とも)へと変わる言葉
そいっしゅ!(挨拶


久々に怪しげ飲料の個人的な当たりを引いてご機嫌な今日この頃。

うほい。大豆で炭酸
炭酸のスッキリ感とビミョーな味がたまりません。

もうペットボトルで出してもいいと思うよ!
…まぁあまり一般層に売れる気はしないというのがホンネですけど。
個人的には沢山売れて欲しいところ('ω`)



さて久々にSSを頂きましたのでやっちゃいます。
書いてくれたのは なめさん。SS初挑戦とのことです。
ネタが無いと嘆いていたところ燃料投下してくださいました。ありがとうございますー。

ちょっと前にやってた団体経営モードのあたりからお話を広げてくださいました。
分からない人はこのあたりを参考にしてください→

桜井千里 vs コリィ・スナイパー

*注意:演出上サムネフィルターを使っておりません。
やられ絵が耐えられない人は閲覧しないことをお勧めします。


それでも、大丈夫だ。問題ないって人は続きを読むからどうぞー

桜井千里 VS コリィ・スナイパー 最終戦


初めての1勝

カンカンカーンッ!!
「やった・・・」

この日、桜井は流血しながらもコリィから初勝利を飾った。
桜井はその後ある程度の実力をつけたことを団体から認められたことが自信となりメキメキと実力をつけていくことになるが、桜井は初勝利を飾った後コリィが言った一言が忘れられないでいた。

「ふんっ、今回は油断しただけ。実力はまだまだ私が上よ」

コリィのこの言葉。敗者の捨て台詞と言えばそれまでだが、たしかな事実でもあった。
以降桜井はコリィから勝利を飾ることができず、今までと同じ打ち負かされる日々が続いた。

桜井の勝利は勝ちは勝ちであるが、勝利の決め手になったのは逆さ押さえ込み。
投げ、打撃、関節と全てにおいてまだ実力不足が否めず、組み合いになっても力負けする始末。
不意をついて固め技でせめようとするが、前回の敗北以降コリィはそれを簡単にかわし、逆に丸め込みで桜井から3カウントをとってみせた。

「実力はまだまだ私が上よ」
・・・捨て台詞ではなかったこのコリィの言葉を桜井は痛感したのだった。

「このままでは・・・終われない!!」
桜井は社長室を訪れコリィとのマッチメイクをしばらくしないよう直訴した。
これまでになかった桜井の勢いに呆気に取られている社長から了解の返事を聞くと、桜井はすぐにジム赴きトレーニングに明け暮れた。

それから数ヵ月の月日が流れる
そしてこれは桜井と業務契約終了前のコリィとの最後の試合でのお話


ここ数ヶ月、団体の興行収入はあまり振るわないでいた。
興行はただ試合を観客に見せるだけでは成り立たない。
いかに観客を楽しませるか。またいかに魅力的な選手同士を戦わせるかである。
団体の中には実力がある選手ももちろんいるが、ビジュアル面での人気も重要であり、その中でもビジュアル面で圧倒的に優れていたのが桜井とコリィであった。
桜井は数ヶ月前より実力がぐんぐん伸びており、それに加え抜群のスタイルにより団体での人気はピカイチ!
コリィも桜井に負けず劣らずのスタイルであるが、人気を桜井と二分する秘密はそのコスチュームにあった。
団体の収入はその両者の対決を目的としたファンに支えられているといっても過言ではなかった。

その桜井とコリィのマッチメイクを突如行わなくなったこともあり、チケットの売り上げが下降の一途を辿っていたのだ。

しかし今回の興行は数ヶ月ぶりの両者によるシングルマッチ!
それに加え美貌と抜群のプロポーションを合わせ持つ二人の最後の対決と大々的に宣伝したこともあり、チケットは即日完売。急遽立見席分まで追加販売する程の売れ行きであった。

興行は順調に進んでゆき、いよいよ桜井・コリィのメインマッチの順番となった。

数ヶ月ぶりのメインマッチにファンからの歓声が一段と大きくなる中、桜井・コリィ両者が入場し、リング上で向かい合う。

「急にシングルでやらなくなってたから怖くて逃げ出したのかと思ってたわ。これが最後になるけどせいぜい人気取りだけですぐ終わらないように楽しませてね。」
コリィは余裕の表情を見せつけ桜井を挑発する。

それに対し桜井は表情を変えずに静かだが強く
「今までのようにはいきませんよ。これまでの借り、返させてもらいます。」
と返してみせた。

「楽しみにしてるわ」
コリィの言葉と同時に試合開始のゴングが鳴り響いた。

「さぁ、この数カ月で何が変わったのかしら。」
そう言うとコリィは一気に距離を詰め、鋭い掌底をくりだす。

(くっ!やはり速い)
コリィの掌底が桜井の頬を掠める。

「遅いっ!!」
掌底を紙一重でかわした桜井だが次の瞬間にはコリィの拳が鳩尾にめり込んでいた。

「ぶぐぇっ」
強烈な一撃に目を見開き腹を抑え前かがみになる桜井。
(いけない。このままでは相手のペースに飲まれてしまうっ!)
腹の痛みをこらえ桜井はコリィのスピードを封じようとローキックを見舞う

「くっ!」
(なっ!こいつの蹴り、こんな威力じゃなかったはず・・・)

太ももに鈍い痛みがくるとコリィの体勢が崩れそうになる

「まだまだっ」
体勢が崩れよろめくコリィの首を狩ろうと桜井のハイキックが迫る

「ちぃっ、調子になるな」
すぐさまガードし直撃を防いだコリィであったが、体勢が崩れていたこともありハイキックを受けきれず、ガードしていた両腕を弾かれてしまう
(なっ、しまっ・・・!)
「今だっ!」
ガードを弾かれ完全に隙だらけになったコリィの腹に桜井は先ほど自分がやられたように拳を深々とめり込ませた。

「ぐばぁっ」
コリィも先程の桜井の様に目を見開き腹を抑えうずくまってしまう。それに加え打撃を得意とする桜井の一撃のほうが強かったのか、痛みに耐え切れず膝が折れ前に倒れそうになる。

反撃のチャンスであったが、自分も腹部のダメージが癒えておらず一旦ステップで距離をとる桜井。

「どうですか。これでおあいこです」

「ぐふぅ、きさまぁぁぁ」
(こいつ、技のキレが以前と違う。なめてかかればやられ・・・いや、こんな小娘なんかに)

コリィは腹部の痛みによろめきながら立ち上がるも、桜井の以前との変わり様に一瞬動揺するが
(熱くなるな。冷静に戦えば負けることはないっ!)
と、桜井が距離をとったことで思考をめぐらせる時間を得たコリィは冷静さを取り戻した。

「いきますっ」
今度は桜井からしかける。
ミドル・ローをメインにキックでコリィの接近を封じていく。

「くっ」
先程の二の舞を受けないようひとつひとつ正確にガードしていくコリィ
しかしキックのコンビネーションの後すかさずステップで距離をとる桜井にコリィは攻めあぐねてしまう。
(これじゃ埒があかない。ここは強引に攻めるっ!)

先程までガード中心に動いていたコリィがガードを下げ一気に距離を詰めにかかる。
「ぐっ、がっ・・」
数発のキックを受けながらも徐々に距離を詰めていくコリィであったが

「あまいっ」
コリィがハイキックをガードした瞬間、桜井はコリィとの距離を一気に縮め強烈な膝蹴りをコリィの腹にお見舞いした。

どぼぉっ
「ごふっ・・・」

コリィのうめき声が桜井に聞こえた
(決まったっ!)
たしかな一撃をお見舞いした桜井は距離をとろうとする・・・が

「捕まえた・・・ここまでよ」

「しまっ・・・」
気づいたときにはすでに遅く、桜井はコリィに高々と持ち上げられブレーンバスターの体勢でキープされる
止めのSSDがくるのかと、観客からの歓声が一層大きくなる

「くぅぅ・・・」
SSDがくると思い、身体がこわばり恐怖する桜井
しかし
「フフフッ、怖い?でもまだお楽しみはお預けよ」
そう言うとそのままブレーンバスターで桜井を落とすコリィ

「がはっ・・・」
桜井はSSDの恐怖から開放されたが、それと同時に背中に強烈な痛みが走る。

痛みに耐え何とか身体を起こし立ち上がる桜井。しかし視線の先にコリィの姿がなかった

「ここよっ」
桜井がその声を聴いた瞬間、コリィのラリアットが桜井の背後から首を襲った

ドガァッ

「がはぁぁ、あぐぅぅぅ」
首へのダメージはそれほど大きなものではなかったが、顔面からリングに思い切り
叩きつけられ、桜井は顔面を抑えのたうち回る。

「さぁ、一気にいくよっ!!」
コリィは観客に首切り動作を見せアピールすると
桜井を強引に立たせるとグイッと肩で担ぎ上げた。

「本当のお楽しみはこれからっ。喰らいなさいっ」
顔面の痛みから今の自分の状況が分かっていなかった桜井にそう告げると
デスバレーボムで桜井の頭部をマットに思い切り叩きつけた。

「げうっ」
断末魔のような声と同時に桜井の身体が仰向けに崩れ落ち、大の字状態で転がった。
「あ・・・う・・・・」
と桜井の力ない声がうっすら聞こえる。
意識はあるようだが頭を打ち付けられたため朦朧として動けないでいるようだ。

誰もが心のなかで「終わった」とつぶやいたが
飛び技も得意とするコリィはフォールにいかず、フィニッシュとしてムーンサルトプレスを決めるため、コーナーポストに登っていた。

聞こえる声援がコリィ一色に変わり、観客のボルテージも最高潮になっている
「いくよー」
と観客にアピールした後、桜井の位置を確認し飛んだ!!

ダアァァァン!!

誰もがその音を聞きコリィの勝利を確信した。しかし

「ぐぼぉえぇぇぇぇぇ」
そこには腹を両手で抑えのたうち回るコリィの姿があった。

何と桜井は意識が朦朧としながらも、負けられないという意地だけで身体を動かし、膝を折り畳みそれを迎撃してみせたのだ。

先程までのコリィコールがシンと静まり返ったと思うと桜井が立ち上がった。
そして
「おおおおおお」
と、普段の冷静な桜井からは想像できない気合の声の放つと
今度は一斉に桜井コールが巻き起こった

桜井はのたうち回るコリィの頭を掴み自分の大腿で固定すると
胴を持ってコリィを逆さに持ち上げ、ドリルアホールパイルドライバーの体勢にもっていく

一瞬何が起こっているのか分からなかったコリィだったが、今の自分の体勢を認識し、これから自分が受ける技を想像し身体が強張った。

「あの時デスバレーの後フォールされていたらどうしようもありませんでした。しかし今は私が攻める番です。覚悟してください」

「ふんっ、やってみなさい。この程度の技で私は倒れないわよ」

恐怖に身体を固くするコリィであったが、プロレスラーである意地を見せつけ覚悟を決める

「あなたを倒すためには普通の落とし方はしない・・・こうしますっ!!」

その言葉を聞き、自分が何をされるのかと動揺するコリィをよそに
桜井はコリィの脳天が確実に打ち付けられるよう、ツームストーン式パイルドライバーのように膝をつくようにコリィの脳天をマットに打ち付けた。

ゴンっ!!
「ギッ・・・・」

決着!


脳天を打ち付けられたコリィの身体がビクンッと震え、言葉にならない声が聞こえた
「ふ・・ふん、まだ・・まだよ」
と胴をクラッチされ頭だけで垂直に立った状態で朦朧とした意識の中、桜井に言い返して見せるコリィ

「まだ、これからが本番ですよ」
そう言うと桜井は全身の力をフルに使い、コリィの頭を打ち付けたその体制のまま再度立ち上がってみせた

「あなたの様に油断はしない・・・最後の勝負は・・・私がもらいますっ!」
そう言うと桜井は再度、コリィの脳天をツームストーン式のようにしてマットに打ち付けた

「が・・・・・」

その言葉を最後に、コリィは言葉を発することなくうつ伏せに崩れ落ちた。
意識を失ったのか、桜井のフォールを全く返す動作もなくあっさり3カウントが鳴り響き、両者の戦いは終焉を迎えた。


桜井千里 ◯ (21分43秒 リバースツームストンパイルドライバー→片エビ固め) ×コリィ・スナイパー





「っつぅぅぅ~・・・。最後の最後にやってくれたわね・・・」
カウント後、飛んでいた意識が戻ったコリィが痛む頭部を押さえながら身体を起こし答えた。

「あなたのSSD程じゃないですよ。あの技で何回病院に運ばれたと思ってるんですか!」
そう言うと桜井は軽く笑みを浮かべ、立ち上がろうとするコリィに手を差し伸べる。

「ふふっ、ここまで差を埋められるとわね・・・今回は完敗よ。あんた覚えてなさい。私だってこのままじゃ終われない。いつかお返しにくるわよ。」
コリィは桜井から差し伸べられた手を取り立ち上がり答える。
そして桜井とコリィは互いの健闘を讃え合い、強く握手を交わした。

この試合後コリィは契約終了となり団体を去ることになるが
コリィと桜井には一種の友情が芽生えると同時に、時にはEXリーグ等で激闘を繰り広げる
良きライバル同士として、プロレス業界を盛り上げていくこととなる。




まさかあの思いつきで始めた団体経営がこんな形になるとは(・ω・)
そして文と絵が揃うといいですね。ヤッパリ(何か毎回コレ言ってる気がする…


なめ さんありがとうございましたー。

      
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