堀専
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Native Beat
さて、待ってた人がどれぐらいいるのか分りませんが、ようやくとSS後半でござい。
本当は日曜日(昨日)公開のつもりで進めていたんですがどうにも間に合いませんでしたとさorz
なんというか問題点が山のようにありますが、そういうことは後にしますかね。

対戦カードはフレイア鏡Vs金森麗子
しつこいようですがキャラの設定なんかは完全に私の脳内のものでゲーム本編とはなんら関係がありません。
頭が年中春な人が書いてる妄言だと思ってください('ω`)



前回同様、挿絵ついてますのでやられ絵の苦手な方はご遠慮くださいね。


前半パートは5/4日の記事にあります。続けて読むのが好ましいと思われますよー。
では後半パートいってみようー。





「さぁ…タップリお返ししてあげるわ!」
「えっ!?」

麗子に一瞬の思考を与える余地もなく、足首を持ったまましなやかに鏡の体がクルリと回転する。

ズダンッッ!!

「うっあぁぁぁぁっ!!!」

銀色の長髪がまるで龍の尾びれを思わせるような、鏡のドラゴンスクリューが炸裂した。

「うあっ…ぅぅぅぅっっ…いっ…たぁぁ…」
「まだまだこんなもんじゃ済ませませんわ。よりによって私の顔を狙うなんて…本当にいい度胸してますわね。」

激痛に苦しみ悶える麗子の左足を両腕で取り、右足を太腿で挟み込みむ。
あっという間に完璧なレッグスプレッド体勢ができあがる。

「さぁ、私の顔に傷をつけたお返しにご自慢の足を徹底的に壊して差し上げますわ。」

長身を伸ばすように反らしてジワジワと締め上げる鏡。

「いっ!!あぁぁぁぁっっ!!」
「…あぁ…思ったよりいい声で鳴きますわね。もっと聞かせて…」

関節技の名手

薄ら笑みを浮かべるとさらにゆっくり四肢に力を込める。

ギリギリギリッ!!

「いたっぁぁぁ!あうぅぅぅっっ!!いやっ!いたいっ!いたいっ!離しっ…うあぁぁっ!」

限界まで開かれた麗子の股関節に激痛が走る。

「あぁ…痛みに震える悲鳴はやはり最高…これだから関節技はやめられないわ…」

すっかり別のスイッチが入ってしまった鏡は試合のことなどそっちのけで、苦しむ麗子の表情と声を堪能するように一層、力を込める。

「いぎっっ!あぁっ!!いたたっ!いたいっ!!」
「ほらほら…もっと鳴いて、もっと苦しんで…ふふふ、あははははっ」

『どうしよう…捕まったっ…すごいパワー…痛い…痛いよっ…これがチャンピオンの力…』

技を外そうにも完璧なまでに決まってしまっているし、相手は関節技の名手。とても自力で外せるとは思えない…
攻めに夢中で位置取りをロクに考えていなかったのが災いしてロープとの距離も相当ある…ブレイクするにも遠すぎる…
残された道は…
『ギブアップ』という選択肢が麗子の脳裏をよぎる。
が、その瞬間、唐突に拘束が解かれた。

「えっ!?どうしてっ…!?」

そう思ったのも束の間、素早く逆エビ固めの体勢へと移行する鏡。

「うグッ…」
「さぁ、次、いきますわよ」

腰をゆっくり落としつつ足を抱え込んだ両脇をグイッと引っ張る。

「うあぁ…いっ…たぁ…ううぅっ…」
「ほーらどこまで反るかしら、うふふふ」

更に絞り上げるように足を引っ張り、体重をかけていく鏡。

「いやっ…うぁ、うっく…うぁぁっ」

徐々に人間が本来形成し得ないような形へと麗子の体が反り上がっていく。

「あら、思ったよりも体が柔らかいじゃない。ふふふ…」
「うっ…くっ、うぅぅっ…」
「こんな程度でギブアップなんてしないでちょうだいよ。まだまだお楽しみはこれからなんだから」

もう足の痛みなど吹き飛んでしまいそうな程の激痛が今度は腰を中心に襲い掛かる。

『ロープに…逃げなきゃっ…』

痛みに耐えながら、肘を使ってロープへの接近を試みる麗子。

「あらあら、これはお気に召さないかしら」

抵抗を試みるのが気になるのか、先ほどに比べると麗子の悲鳴が少ないのが気に入らないのか、不満げにそういってすんなり技を外す。

「ほらほら早く逃げないとぉ。次、いきますわよ…ふふふ」

リングに這いつくばって、肩で息をしている麗子を見下し先ほどまでとは打って変わって余裕の表情の鏡。
余裕というよりも興奮からか顔を若干紅潮させてさえいる。
もはや試合の流れは完全に逆転していた。

「はぁっ…はあっ…」
『少しでもロープにっ…近づいておけばっ……』

ロープへの距離を詰めようと、リングを這いずるように移動する麗子。
だが勿論、そう簡単に逃がしてくれるような相手ではない。
半分くらい移動したところで足を引き摺られまたリング中央に引き戻される。

「うああ、うっ…」
「さてお次は何にしようかしらぁ」
『うっ…くぅ…遊ばれてる…』

関節の痛みと悔しさから涙がボロボロ溢れ出す。
ギブアップそんな言葉がカラカラに乾いた喉まで上がってくる…
その一言を発すれば楽になれる。
でもそれで本当にいいのか?これからもただのアイドルレスラーとしての扱いに甘んじるのか…?

『そんなの……いやだっ…』

そのほんの小さな意地が麗子にギブアップの一言を飲み込ませた。




しかしながら試合展開は完全に拷問ショー。技をかけては解きそしてまた次の技へ…生かさず殺さず…
徹底的に足ばかりを狙った関節技を見舞う鏡。




「…こんなのもう試合じゃない!やめさせる!!」

リングの外では麗子のコーチであるブレード上原が怒りを露にタオルを手に取る。

「待ってください…」

歩を進めようとした上原を南利美が立ちはだかり制止した。

「っ!何のつもりだ!南!!」
「大切な弟子がいたぶられて怒り心頭なのはわかります…でも金森の気持ちも考えてあげてらどうですか?」
「何だと!?」

上原は今にも南に食って掛りそうな勢いで怒鳴りつける。

「あれだけ関節技をかけられてボロボロになっても…ギブアップしないんですよ」
「!」
「分りますよね…彼女なりにこの戦いに必死なんです。ここで終わるようならそれまでの子だってことですよ。」

そういって南はリングに視線を移す。

「……」

そこまで言われたところで上原は黙ってタオルを置くと
腕組みをしてリングを見つめた。




「ぜっ、はぁっ、はぁっ…ううぅ……」
「ふう…流石にそろそろ飽きてきましたわね」

ぐったりとうつ伏せに倒れ動かなくなった麗子を一瞥すると、その上に腰を降ろす。
そして両腕を持ち上げ膝にかけキャメルクラッチの体勢を取る。

「所詮貴方はアイドルレスラー。どう足掻いたってこの私に敵うはずがないのよ…さぁこれでギブアップしてしまいなさい」

涙と汗でクシャクシャになった麗子の顔に近づきそう呟くと更に上体を反らす腕に力を込める。

「うっく、あぁっ…うっ…誰が…ギブアップなんかっ…あぁ…」

腰から下、全部位にわたって走る激痛に堪えながら。掠れた声で必死に言い返す。

「随分と意地っ張りなのね。もっと物分りがいいと思っていたけど。そんなに壊されたいのかしら。」
「うぐぐ…関節技しか脳がない人になんかっにぁ…うぅっ…負け…ないんだから」
「…!! なんですって!三下無勢が減らず口を!私が関節技だけしかまともに使えないとでも思って!?」

くだらないと言えば実にくだらない一言。それでも殆どの相手を関節技で仕留める鏡にとっては聞き捨てならない台詞だった。

「いいですわ。お望みどおり関節技意外でツブして差し上げますわ!」

そういって乱暴にキャメルを外し麗子の前髪を強引に掴み引き起こそうとする。

「うぅ…うっく…」

しかし相当のダメージが蓄積している足でそうそう立ち上がれる筈もない。

「ほら!グズグズしてないでサッサと立ちなさい!」

ガツッ、ガツッ!!
方膝立ちになっている麗子の顔めがけてストンピングを2、3度捻じ込む。

「うあうっ!あぐっ!」

やっとのことで立ち上がった麗子の首と太腿に腕を回し抱え込むとフィッシャーマンバスターの体勢に入る。

「さぁ!これで終わりよ!!」

目をギラつかせ、軽々と麗子を持ち上げ垂直落下のコースに…

「うあぁぁぁっ!!!」









「ワン!」

「ツー!!」

一瞬の思考停止…
2つめのカウントが発せられたところで鏡は自身が置かれている状況に気がついた。
そう、自分がスモールパッケージ・ホールドで固められていることに。
最後の悪足掻き?


「なっ!くっ!このっ!放しなさいっ!!」

慌てて長い手足をバタつかせて抵抗する鏡。

「いやッ…だぁぁ!!」

関節の痛みに耐え、しがみつく麗子。

「スリー!!!」
3つ目のカウントが響き渡ると同時に技が解けた。




「っ…はぁっ…はあっ…はぁっ…っう」

弾かれるように大の字に倒れこむ麗子。
鏡は直ぐに起き上がり、レフリーに掴みかかりそうな勢いで抗議している。

「ちょっと!どういうことですの!!今のがスリーカウントなんてありえないわ!!」

とうとうレフリーに対して手が伸びたところで他の選手たちに取り押さえられる格好になった。



「すごいぞ!金森!大金星だ。」

リング上に駆け上がった上原が麗子を抱き起こす。

「私…勝ったんですか…?」
「そうだ。よくやった。頑張ったな。」

ギュっと力一杯に抱きしてくる上原

「痛いっ痛いですよ…上原さん」
「あぁ…すまない。悪かったな。」

そう言っている上原の目元には強いライトに照らされて光るものがあった。
『上原さんのこんな顔…はじめて見る…』
ふいにまだぼんやりとした視線が猛抗議している鏡へと向く。

「私は認めませんわよ!!こんな試合っ!ノーコンテストですわ!!この私がっ、こんな三流に負けるなんてありえませんわ!!」

麗子を指さした鏡…両者の目線が合う。
「っつ…こんな三流にっ!!」

もう一度指さしたまま『三流』その言葉を一層強調するように大声で言い放つ鏡。

「言ったでしょ。見た目で判断したら痛い目見る って。その三流に負けたんですよ。あなたは」

お返しとばかりに皮肉たっぷりに言い返してやる麗子。

「っく!!」

鏡の美しい顔がさらなる怒りに打ち震えて歪む。

「このっ!!言わせておけば…調子に乗って!!」

必死に押さえ込む他選手を振り払うが、さらに多くの選手がそれを取り押さえにかかる。
とうとう両脇を抱えられて引き摺られるように退場と相成った。

「この三流アイドル!覚えてなさいっ!!次は完膚なきまでにツブしてあげますわっ!!」

客席のざわめきに混ざって、まるで雄叫びの様な捨て台詞が会場に響き渡る。


対して麗子は両脇を上原、南の二人に支えられて勝ち名乗りを上げる。
客席から上がる歓声も普段のものとはまるで別物のようだ。

『凄い…これが勝つってことなんだ…』

麗子自身試合に勝った事が無かったわけではないが、今まで経験してきたものとは全く違う
心の奥底から湧き上がってくる高揚感…
それが全身を満たしていくのが自分でも良く分る。
『本当の勝利』とでもいうような不思議な感覚。


「…貴方の本気しっかりと見させてもらったわ」

会場の盛り上がりと勝利の感覚に飲まれている麗子の耳元でふいに南が囁いた。

「えっ??」
「気にしないで、何でもないわ」

小さな囁きは割れんばかりの歓声に掻き消されていった…



フレイア鏡● (21分16秒 スモール・P・ホールド ) ○金森麗子







後日談─

数日後、妙な話が記者たちの耳に入る。
一つは当初、最終試合…武藤の代替選手として南が第一候補に挙がった。という事実
もう一つは代替の話を南にもちかけたところ、何故か強く金森を推した。という噂…

南本人は
「私が?そんなことあるわけないじゃない。あのときは調子が良くなかったのよ。だから断った。それだけよ」と答えるだけであった。







はい。以上でおしまいです。

いやーもうなんかね長すぎ!編集が大変ですわ(;´Д`)
テキスト別打ちで作ってるけど結局台詞に色をつけてるせいでもっかい再編集してるようなもんだし。
ほんとSS書く人ってどうやってそのへんの問題をクリアしてるんでしょうね…


ともあれ1本書き上げたってことで目標は達成です。

書き終えて、
南さん上原さんのとこはいらなかったんじゃないだろうか とか
挿絵もう1枚くらい描くべきだったんじゃないだろうか とか
何で後半にグラウンドでの展開を密集させてしまったのか とか
色々思ったりしていますorz


ともあれ無駄に長い上にクドくて読みづらい作品を最後まで読んでくれてありがとうございましたー。

感想なんかありましたらどっかに書いていただけると中の人は喜びます。
あと誤字脱字があったらコッソリ教えてください。
次回…次やるのかなぁ(;´ω`)
      
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