堀専
1st Anniversary
とうとう堀専も本日を以って1周年を迎える事が出来ました。
早いものですねー。こんなペースだとあっという間に管理人も老人になってしまいそうです。

何はともあれ今日の日を迎えられた事はひとえに閲覧者の皆様の応援があったからだと思います。
誠にありがとうございますー。
2年目もがんばりますよぉー。そんなわけで今後とも宜しくお願いしますー


今回1周年ということで何を用意したもんかと2月上旬から思い悩んでいたところ、
コメント常連のMJさんからSSを頂きました。
これ幸いとばかりに今回は挿絵付でお送りしたいと思います。
うぅーん。久々にSS頂くとやっぱり嬉しいですね(・ω・)
MJさん、ありがとうございますー。


GWA・AAC世界ヘビー級王座統一戦 60分一本勝負
ソニックキャット vs 大高はるみ


*注意:今回は演出上サムネフィルターを使っておりません。
特に激しい表現にはなっておりませんが、やられ絵が耐えられない人は閲覧しないことをお勧めします。


じゃじゃぁ、大丈夫な方だけ「続きを読む」で本文へどうぞー



メインイベントを残すのみとなった新日本ドーム。
50000超の観客から注がれる熱気と歓声で満ちていた。

その大歓声の中、先んじて入場するのは大高はるみ。
ブレード上原が設立した太平洋女子プロレスに所属する彼女は、入団3年も経たないうちに、同団体の次世代エースである金森麗子と肩を並べるまでに成長した新鋭である。

3ヶ月前、海外タイトル初挑戦で、チョチョカラスとのAACヘビー級タイトルマッチに勝利し、念願のタイトル奪取を果たす。

『飛ぶ鳥を落とす勢い』の諺が相応しい自信に満ち溢れた表情でリングインするはるみ。
そして腰に巻いてあるパレオを観客席に投げ入れ、四方に向けて深々とお辞儀をする恒例の儀式を終えると、入念にストレッチを行いこれからの闘いに備える。

続いて入場するのは、東京女子プロレスのエースであるソニックキャット。
元はジュニアヘビー級のレスラーだったが、ここ数年で全ての世界ジュニアタイトルを制した事によりヘビー級に転向。
こちらもヘビー級タイトル初挑戦ながら、当時のGWAヘビー級王者であったジャニス・クレアとの一戦を制し、それ以降防衛を重ね今日を迎える。

タイトル戦に場慣れしている彼女は、スタート前の走り幅跳びの選手の様に、高々と掲げた両手を叩き観客に手拍子を求める。
そして手拍子が最高潮に達すのを確認すると、リングに向けて一直線に走り出し、途中からバク転をしながらリングインする派手なパフォーマンスで観客を盛り上げる。


割れんばかりの歓声が響き渡るリング中央に両者が歩み寄り対峙の時を迎えた。

「この日を待っていました・・・彼女を越えるこの日を・・・!」

はるみは気合い十分な表情でキッと目を見据える。

「うぃ!はるみんよろしくなの!」

「は・・・はるみん・・・?」

開口一番の独特な言語に思わず力が抜けるはるみ。

「そ、『はるみ』だから『はるみん』だぉ。アタシあだ名付けるの得意なんだぉ」

屈託のない笑顔で答えるソニック。

「はぁ・・・」

「ん・・・?『はるみん』はお気に召さないのかぉ・・・じゃ『はるみょん』とか『はるみ~にょ』とか・・・」

冴えない表情のはるみにあだ名変更を申し出るソニック。

「い、いえ・・・『はるみん』でいいですよ・・・えぇ、もう全然・・・」
このままソニックのペースになるのを避けたいはるみは少し戸惑いながらも受け流す。

「良かった~、気に入ってもらえて嬉しいのね。改めましてよろしくなの~」

「はぁ、こちらこそ・・・」

久しぶりの親友に会ったかの様なソニックのフレンドリーな対応に、はるみは積み上げて来たモチベーションが削がれた感が否めない。

(試合前なのに緊張感ゼロ・・・調子狂うなぁ・・・)

思わぬ肩透かしを喰らったはるみは、気持ちの整理が着かないままニュートラルコーナー進むはるみ。

(・・・っと!ダメダメ!このまんまじゃ相手の思うツボ・・・自分を見失っちゃダメだ!)

はるみは自らに言い聞かせた後に、両手で頬を強く叩き気合いを入れ直す。
やがてレフェリーがそれぞれの位置を確認すると、試合開始のゴングを高々に鳴り響かせた。

(先ずは出鼻を・・・!)

迷いを振り払うかの様に、ソニックに突進するはるみ。

「うきゅっ、は~るみん」

「えっ・・・!?」

ローキックの体勢に入ろうとしたはるみ目前に、一気に距離を詰めたソニックが迫る。

「ちぇいさー!」

「くっ!」

気の抜けた掛け声からとは思えない掌打がはるみの頬をかすめる。

(・・・なんて打撃・・・あんなのまともに受けたら・・・)

予想以上の鋭い打撃に、はるみの顔がひきつる。

「へぇ・・・じゃ、これはどーさね!」

間を開けずソニックの裏拳が、はるみの頭部に目掛け降り懸かる。

ガシッ!

「ぐっ・・・!?」
(おっ、重い・・・あの体格で上原さん並の・・・)


何とか防御しながらも、鉛の様な一撃に、はるみの足がよろける。

「逃がさないぉ!」

ガキッ!

「あうっ!」

よろけながらも逃げる様とするはるみの足にローキック一発。

「まだまだいっくぉー!」
「ぐ・・・」

はるみの動きを止めると、顔面に再び掌打を見舞うソニック。

「くぅ!」
「甘いの!」

はるみのガードを見て取ると、すかさずボディに切り替え一発。

ズムッ・・・!

「えぅっ!・・・おっ・・・がっ・・・」

ソニックの拳がはるみの腹に食い込む。目を見開き腹を抑え前屈みになるはるみ。

「ゲフッ!ゴフッ・・ご、この・・・!」

はるみが息が詰まりながらも顔を上げた次の瞬間。

「ソニックミサ~イル!」

ドゴォッ!!

「どぅはっ・・・!」

ロープの反動で勢いをつけたソニックのミサイルキックを受け、はるみはコーナーポストに激しく叩きつけられる。

「あ・・・う・・・」
(つ、強い・・・でも毎日の様に上原さんや麗子さんの打撃を受けて来たんだ・・・こんなんで・・・)


ポストに寄り掛かりながらはるみは起き上がる。

「ロッークッオーン!ソニックビーーーム!!」

はるみをコーナーへ追い詰めたソニックは、体当たりするかの勢いで、打点の高いジャンピングニーパットをはるみに見舞う。

バシュッ!
「・・・!!」

渇いた音が鳴ると同時に、はるみの顔が横にのけ反る。

「ぐぎっ・・・こんな蹴り・・・上原さんに比べればぁぁぁっ!」

ギリギリの所で体を反らし直撃を免れたはるみは、宙に浮くソニックを捕らえ、そのままバックドロップへ。

「げっ・・・やばっ・・・!」

バズンッ!!!

「・・・あぎゅっ!」

予期せぬはるみの返し技に受け身を取れず、激しくマットに叩き付けられるソニック。

「・・・一気に決める!」

引き起こしたソニックの頭を太股にはめ込み、腰回りに腕を回しパワーボムの体勢に入る。

「ぐっ、甘い・・・の!」

頂点に達するやいなや、はるみの頭を両足で挟み込むと自ら後方へ回転しフランケンシュタイナー。
ゴズッ!!

「ッ・・・がはっ・・・!?」

お返しと言わんばかりの痛烈な一撃に、意識が飛びそうになるはるみ。

「一気に決める・・・それはアタシの台詞だぉ!」

意識が朦朧としているはるみを引き起こすと、すかさずブレンバスターでリング中央に叩きつける。

ズバンッ!!
「がっ・・・ぐあ・・・」

成す術なく技を受けたはるみは大の字に倒れる。
それを確認したソニックはコーナーポストに素早く駆け上がり

「でっかいヤツいっくぉー!」

コーナーポストの頂点で観客にアピールすると、高々と宙に舞い上がり、綺麗な回転を描きながら、渾身のシューティングスタープレスをはるみに叩き込んだ。

ズバァァンッ!!!
「ごふっ・・・!ぐはぁ・・・」

激しい衝撃音と共に、ソニックの全体重をまともに受けたはるみは、両腕で体を抑えながらリング上を左右に転げ回る。

「これで終わりなの!」

闘いの終止符を打つベく再度コーナーポストに駆け上がり背を向けて立つと、トドメのムーンサルトプレス。

「・・・二度も・・・喰らうかぁ!」

ソニックの行動を予想していたはるみは、ソニックが飛ぶと同時に横に転がり回避。

「ちょ、聞いてな・・・」

ズバン!!
「・・・いぎょっ!?」

回避されないと思い、豪快に飛んだ事で思い切り自爆するソニック。

「ぐおぉぉ・・・い、痛いぉぉ・・・!」

今度はソニックが苦痛に喘ぎマットを左右に転がり回る。

「派手に決めたがる・・・貴女の悪い癖・・・ですよね!」

ソニックの髪を掴み無理矢理引きずり起こしたはるみは、ソニックの背後に回り込むとフルネルソンの体勢に入る。

「・・・私がタイトルを獲ったあの時と一緒・・・これで決めさせてもらいます!」

「うっ・・・うきゅあぁぁぁぁっ・・・」

ズグゥッ!!!
「ぎゃうっ!!!」

凄まじい衝撃音とソニックの悲鳴が鳴り響くと同時に、ソニックの後頭部が柔らかいとは言い難いマットに深々と減り込む。
はるみの切り札であるドラゴンスープレックスが決まった瞬間だった。

「あ・・・ぎゅ・・・う・・・」

これが私の切り札ですっ!

ぐったりと体を折り曲げたソニックは、大股開きとなり、はるみと共に『人間橋』を形成、屈辱的な『開
門』を無条件で受け入れる。

「ワン・・・!ツー・・・!」

すかさずカウントを始めるレフェリー。
誰もがはるみの勝利を確信した・・・しかし

「んおぉぉ・・・まだ・・・やれるんだぉぉっ!」

プロレスラーの本能か、意識朦朧の筈のソニックが、叫び声を上げ暴れ出す。

「!?・・・な、なんで・・・」

動揺しながらもブリッジを強めるはるみだったが、予想外の抵抗にカウント2・8で返される。

「あうぅ・・・頭ガンガン・・・するぉ」
「くっ・・・これなら!」

頭を抑えながら起き上がろうとするソニックに、覆いかぶさる様に掴み掛かったはるみは、スプラッシュマウンテンの体勢に入ると一気にソニックを高々と持ち上げる。

「だからさっきから・・・」
「えっ・・・!?なっ・・・」

持ち上げられた反動を利用しスルッと技から抜け出すソニック。

「甘いって・・・言ってるんだぉー!」

流れる様にローリングクラッチホールドが極まり丸め込まれてしまうはるみ。

「次から次へと・・・くあぁぁっ!」

カウントが入るが、ソニックのダメージが癒えてない事もありカウント2・5で返す。

「私が・・・勝つんだ!」

先に起き上がったはるみが、片膝を着いたソニックを引き起こそうと髪に手をかけようとする。

「・・・させない・・・ぉ!」
「あっ!?・・・あうっ!」

髪を掴まれる前に、素早く体を倒したソニックは蟹挟みではるみを横転させる。

「アタシも・・・負けられないんだぉ!」

すかさずはるみの背中におぶさる様に組着くソニック。
腕をはるみの首に絡めスリーパーホールドを極め後方へ倒そうとする。

「うぇっ・・・おっ・・・おぉぅ・・・」
「このままだと落ちるだけね!さぁ、ギブするさね!」

力の限り締め上げるソニック。

「ぐ・・・ぇ・・・ここ・・・来て・・・負ける・・・か!」
「なっ!?」

はるみはソニックを背負いながらゆっくり起き上がる。

「うくっ・・・う、うらぁぁぁっ!!」

はるみは叫び声を上げると後方へ跳ね上がり、自身諸ともソニックを押し潰そうとする。

「・・・んきゅっ!」

だが、ソニックは落下する前に脚をはるみの胴体に絡め、スリーパーホールドを解除しマットに両手を着け支えると、勢いそのままマットにはるみを叩きつける。

ズ・・・ンッ!!!
「・・・ぎゃふっ!!」

ソニックと自らの体重で潰される形となったはるみは、まるでパワーボムを受けた様に足を投げ出しぐったりとなる。

「よっしゃ!これでフィニッシュなの!」

このままフォール出来たのにも関わらず、自分のスタイルを貫くソニックは、相手への敬意を込めて超大技を敢行する。
満身創痍のはるみを抱え上げコーナーポストに座らせると、頭を左肩にしっかりと収める。
続けて、はるみの両太股をガッチリ掴み逆さまに持ち上げ大股開きに固定しリング中央へ移動。

「超必殺!ドッカンといっくおぉぉっ!」

ソニックは雄叫びを上げると、そのまま真下に尻餅を着くようにしてプラズマソニックバスターを豪快に叩き込む。
超必殺いっくよぉ!

ズバァァァン!!!
「どぅぐぁっ!!!」

初めて経験する痛みに断末魔を上げるはるみ。
首から始まり、背中、腰、股間節に激痛と言う名の電流がほとばしる。
数秒間この体勢を維持した後、ソニックが前屈みになると、脱力したはるみがずり落ちそのままエビ固めでフォール。

「うっきゅ~・・・さ、さすがに疲れたぉ・・・」

闘いの終止符を打つスリーカウントがコールされると安堵の表情で大の字になるソニック。
対するはるみは虚ろな表情のまま団体のスタッフに介抱されていた。ソニックは、思わず一声掛けようとしたが止めた。
勝者が敗者を讃えた所で彼女を傷つけてしまうだけ・・・それを身を以て知る彼女は、最高潮に盛り上がる観客席に向け一礼するとリングを降りロッカールームへと去っていった。

○ソニックキャット (35分42秒 プラズマソニックバスター⇒エビ固め) 大高はるみ×






イメージが沸けば圧倒的に技絵のほうが楽しいのです。
文章があるって素晴らしい…

繰り返しになりますがMJさん本当にありがとうございましたー。



それにしても2月のこのタイミングというのは色々重なってしまいますねー
来年あるなら日付変えるとかそういうのも視野に入れておこう(・ω・)

      
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